転職 お金 人間関係と 日本の伝統

人材業界20年の経験を元に 転職や職場環境、評価アップ、スキルアップ、人間関係の改善や対策に触れて行きます。また 日本の古典や伝統的価値観を交えて語って行きます。更には経済学で言う新自由主義が諸悪の根源と考えており、その方向からも述べます。なお政治的には中立で主義主張はありません。

転職活動するときの求人情報の集め方

転職コンサルタントを20年やってきた僕が転職しました。

 

数ある求人条件の中から、自分の本当にわがままな条件を満たす求人を見つけるにはチョットしたコツがあります。


僕の場合、
前職 片道2時間
現職 片道10分


前職 週の半分 夜12時過ぎ帰宅
現職 週の半分 夕方18時前帰宅


前職 体調を壊して休職
現職 新規IPOに向け 自社株満額購入


と天と地ほど違う職場で働いています。

 


転職のプロとして、求人情報を集めるにはちょっとしたコツがあり、自分の転職にもそれを利用したまでです。

 

そのコツを書いてみます。


その求人情報の集め方とはズバリindeedです


indeedに登録して定期的に情報を受け取る設定をするだけのことです。

僕は相当にわがままな求人条件だったんですけれど、長い経験を生かして自分の転職も成功させました。

 

 


求人情報には公開求人と非公開求人があります。

非公開の求人はその企業が契約する転職会社にのみ求人をお知らせしています。何らかの事情で求人を行っていますよって言うのを公開したくない会社がやっていますので、求職者が通常ルートでは、知ることのできない求人情報になります。

具体的にはリクルートやエン転職など転職会社に登録して、希望条件があれば お知らせをもらうと言うフローになります。

 


一方で、公開求人は、求人サイトや職安や新聞折り込みなどに求人が掲載されていますので、一般の人でも見ることができます。

この公開求人をどうやって効率よく集めることができるかと言うのが
転職活動の大きな分かれ目になります。

 

やり方はごくシンプルです。indeedっていう求人サイトを聞いたことがあると思います。

情報収集はこのサイト一択で大丈夫です。

indeedっていうのは求人サイトと言うよりも
求人サイトのまとめサイトと言う位置づけのものになります。
なので、いろんな求人サイトやハローワークや、人材会社のサイトなどがいっしょくたんに集まっているサイトになります。

確かにindeedでも、漏らしている求人情報はあるのですが、それはindeedでもキャッチできなかった求人と言うことになるので、弱小求人サイトにしか掲載していない=つまり本気で求人を行っているか疑問な求人だと言っていいかと思います。

 


さらに言うと、indeedの求人は、人材業界でも重要な情報収集源と言う位置づけになっています。例えば事務職では どこが時給いくらで求人を出しているのか、indeedで抽出すれば非常に精度の高い情報を作ることができます。
例えば、大阪梅田で事務職が時給1200円が今50件の求人あり、時給1300円の求人が今30件あるから1350円で出そうと言うふうに、情報活用の源になっています。
それぐらい人材業界内での信用と精度の高い情報源なんです。


登録の仕方は 本当に簡単です、個人情報の登録も必要ありません。

 


https://jp.indeed.com/m/

 


検索条件1
◯◯市 正社員


検索条件2
◯◯市 営業


検索条件3
◯◯市 総務事務


など設定して、週に一回メール受信の設定をしておくだけです。


相当 内容のある情報をキャッチできますので、転職をご検討の方は是非試してみてください。

 


なお、転職の時には ご自身の棚卸しをしっかり行ってくださいね。

https://sirasukuni.hatenablog.com/entry/2018/10/17/004307

 

将来性のある職種とない職種

転職するならどんな仕事がいいのか、と言う質問がよくあります。
人材コンサルタントだった時に、いろんな方に回答していたことを述べさせて頂きます。

 


営業職
どんな会社でも営利団体である以上、自身の給料以上に稼いでくれる営業マンは 絶対必要です。どんなに今後AIが発展したとしても、営業職の需要が下がる事は絶対に無いと断言できます。

 

 

ドライバー
今でも、宅配業者で運転手不足が大きな問題になっていますが、今後はさらに顕著になるでしょう。
コンビニやスーパーの店員は外国人の方が多くなってきましたが、ドライバーは日本の運転免許が必要なので、店員と比べて外国人にはハードルが極端に高いです。
外国人や女性の就業が少ない以上、求人は今後とも増えていきます。僕も周りの定年間近の男性には進めている職業です。

 


医療介護関係
免許資格と言う点で言うと、最強です。ハードな職場が多いですが、人手不足の分 今後とも求人は多いです。
外国人研修生について何年も前から取り組んでいますが、現状うまくいっていませんし、今後とも難しいと言われています。

 

 

事務職
求人はとても少ないです。と言うより女性の社会進出で、逆に希望者がめちゃめちゃ多くなってきています。正社員事務職に限ると有効求人倍率0.4倍と、全体の4分の1の倍率しかありません。ITによる業務効率化で必要人数も少なくなってきていますし、今後条件が上がりにくいとも言えます。

 

 

接客業
今後は外国人労働者が増えてきますので、安い労働力との競合で、給料が上がりにくい傾向が出てくると思います。


語学関係
個人的に注目しているのですが、どうなるか分かりにくい職業です。
グローバル化が加速する中、バイリンガルの需要は増える事は間違いありません。
一方で、ITの方が加速度が早ければ、スマホで同時通訳の機能が、近々出るかもしれません。無償サービスが始まれば 職業としては難しくなってしまいます。

 

 


以上、代表的な職業について書いてみましたが、ご参考になったでしょうか。ほかの職業についても 追加投稿を検討してみます。


なお、景気の先行きが影ってきました。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190119-00000016-jij-bus_all
転職市場は景気の変化にすっっっごく敏感なので、ご検討の方はお急ぎを。
でも出遅れた方はご慎重に。

 

セクハラ パワハラの対応策 テンプレート有り

  • 人材派遣の仕事をしている時は、本当にセクハラ、パワハラ問題は多くありました。

 

特にセクハラは毎月のようにスタッフ相談があるほど、頻繁にありました。

 

弁護士事務所に一緒に相談行った事もありますし、

数百万円の慰謝料をふんだくる 瞬間に居合わせた事もあります。

 

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セクハラ パワハラは起こった瞬間から、労働問題で大きな問題になります。

 

根底にあるのは、

この会社で働きたいのに、この事象があるので、継続が困難になりつつある ということです。

 

なのに経験不足の派遣先人事担当が、初期の相談対応を誤り 数十万円の保障問題に跳ね上がることがしばしばありました。

 

つまり、継続勤務希望で相談したのに、逆に継続できなくなった、どうしてくれるんだ、逸失利益の保障は?、何ヶ月分の給与保障?、、というロジックです。

 

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これが高校生がクラスの女子に下ネタを言っても停学にならない事との本質的な違いです。 

 

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これにストレスから来るメンタルヘルスの問題が重なります。

 

対応がとても難しい案件になり、

人事に相談しても解決できる可能性は低く、丸め込まれて泣き寝入りというのが関の山です。

かといって、本人に直接言っても是正されないので問題が長引いています。もしくは関係性のさらなる悪化を危惧して何も言えないでいます。

 

この対応はホントに経験によって左右されます。

そこで私は、人事に匿名メールを送ることを提案し、非常にうまくいった経験があります。

 

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匿名なので上司の名前ももちろん伏せます。さらに言うと解決に向けて動く事を希望しない旨を明記します。

もし動くことを希望しないのにかかわらず、人事が動いた場合、職場環境のさらなる悪化は会社の対応失敗と言うことでかなり大きな問題に発展する可能性が出てきます。会社としては、人事部発信の新たな労働問題を発生させるわけには絶対に行かず、下手に動くわけにはいかなくなります。

 

一方で、報告メールには、上司の理不尽さを明確に書いた上で、自身が体調悪化している事を記します。

さらに大事な点として、安全配慮義務違反と言う語句を入れます。

この安全配慮義務違反と言うのは、いわゆる電通事件で不法となった部分で、企業は職員の健康安全を守らなければならない法律です。これが侵されていると言うことを明記します。

これで人事は逆に動かざるをえなくなります。

更に体調悪化が進めば、問題が更に大きくなる可能性があるからです。

 

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以下テンプレートをご確認下さい。

 

 

グループ社員です。
 
匿名でパワハラ報告致します。現在以下状況にあり、自身の体調が悪化しています。
(今のところ 就業に大きな支障はありません)
なお、現職場に極秘である事を 最優先で希望します。

 
○背景 職場環境が原因の一つで、体調悪化しており、病院で睡眠薬を処方されています
 
○月○日   理不尽に怒られた詳細

○月○日   理不尽に怒られた詳細

○月○日 メンタルヘルス症状が出てきて 頭痛 めまいがする旨 上司Aに報告

○月○日   理不尽に怒られた詳細

 (同日 夜体調悪化して 不眠)

○月○日  理不尽に怒られた詳細

 (体調がまた悪化)
   
 理不尽に怒られる 一方で、 
体調不良を報告しているのに 配慮が皆無のため悪化が進みます。
 
でも直属上司のため どうしようもありません。
 
安全配慮義務違反ではないでしょうか。
 
現時点では以上メール報告のみ致します。
アドバイスがあれば ご返信下さい。


会社としての対応は現時点では希望しません、自力解決を模索しますが、
解決不可と判断した場合にはどのような対応策があるのか
教えて頂ければ幸いです。
 

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人事にとっては、

動かないように希望しているので、動いて、更に環境を悪化させるわけにはいかず、

 

かといって

内容的に動かざるを得ない状況になります。

 

したがって、隠密に通報者不詳のまま、厳格な社内対応を実施せねばばいけないことになるのです。

 

本当に困った時にはやってみる価値のある方法ですよ。

 

人材会社の社員は次が決まってから退職する

人材会社の社員は、在職中にこっそりと転職活動をして、転職が確定してから退職をします。


でも担当の派遣社員さんには、やめてから次を探しましょうと言います。


まぁ、矛盾してはいますが、自分の立場で言うと、私も全くそうでした。


人には雇用契約を期間全うしてくれと言うのは、自分の仕事だからそういうまでであって、

不利である事は経験上とてもわかっています。


仕事=給料=生活費です。


きれいごとではなくこれは事実です。


次の仕事が決まらなければ、妥協して決めざるをえなくなります。妥協して決めれば長続きしなくなります。


せっかく決まった仕事をやめて、また次を探そうとする人を、嫌と言うほど大勢見てきました。


それを経験している人材会社の社員は、自身の転職では、そんな綺麗事は行うわけがありません。


人材外車の人間はその上司も含めて、この現実を経験からとても理解をしています。なので自社の社員が退職するのはほとんどがこういうケースだと言うわけです。


今すごく雇用がやばいことになっていますが、きれいごとでは済まない事が世の中にはあります。

その中でなるべくでいいので筋を通して、後は自分を大切にしなくてはいけません


災害対策

九州の台風が過ぎ去りました。今年も大きな被害が天災によってもたらさらてします。


日本は災害大国で、地震津波、河川の氾濫などなど異常気象のオンパレードです。


だからこそお互いに協力しあおうと言う国民性が出来上がったのだと思いますが、


うらましいのは、昨今の公共事業の削減です。構造改革だ、とかムダの削除だ、とか言ってるけど結局それで毎年のように犠牲者は出ちゃっています。


だから公共事業で防災対策を行って、それで需要を喚起して、民間需要が少ないなら政府需要で作って、供給より重要の多いマイルドなインフレに持っていかなければなりません。


デフレ脱却と経済繁栄と、失われた20年の終了につながる、一石3鳥の貴重な政策です。


これはノーベル経済学者のクルーグマンスティグリッツがずっと提唱している内容です。

でも日本では建設工事は無駄だ!て声が大きいので20年間ずっと不景気のままです。


解決策は、上記のクルーグマンの言う通りで、これでデフレ脱却、みんなの給与も増加すると言う、とても大切な経済政策なんですけどね

転職お勧め期間が終了の件

景気と雇用に不透明感が増してきました。
今GoToキャンペーンへの批判が盛んですが、僕はちょっと違うなと思っています。

例えばオリンピックをあてにたくさんのホテルが建ちましたが、観光業の売り上げは前年比1%、オリンピック期間中満室予定だった予約も空室だらけになりました。

このまま観光業が沈んだままだと銀行融資が返せません。不良債権が重なれば銀行倒産へと至ってしまいます。

これが観光業にとどまらず、流通やアパレル、建築などなど非常に幅広い業界でやばい状況になってきています。

一年後に延期されたオリンピックで、世界中から大勢の人が来なければ景気の回復は難しく、3メガバンクのいくつが残るのか、と言う非常にまずい経済状況を迎えます。ですが実際にはコロナの影響で入国制限はするでしょうし残念なことにリーマンショックのような不況を迎える事は避けられないと思っています。

加えてテレビの世論形成も、安直な政権批判が多く、まるでリーマンショック後の政権交代を迎えた時の空気のようです。

でたらめな民主党政権の経済政策のおかげで、当時の僕はいわゆる派遣切りで、派遣社員を大勢解雇することになったわけですが、
正規雇用率が格段に上がっている現在では、更に厳しい雇用状況に至るかと思っています。



転職は当分は控えた方が良いです。
タイミングが非常に悪いです。

もし自分の意思以外で失職した人は、コロナ特需の業界ではなく、景気に左右されない食品メーカーや、医療介護を検討されることをお勧めします。

片岡篤史氏 コロナ感染!

登録してるYouTubeの『片岡篤史チャンネル』。


今日の配信はコロナで入院のベッドの上から!


PLの寮生活や甲子園春夏連覇プロ野球ウラ話を桑田・清原や立浪、宮本から引き出してくれる稀な番組やのに。


関東在住の大阪人には余りに貴重過ぎて、元気になって是非ともまた聞きたいです。


https://youtu.be/NGrlyW_vzQU

実質賃金マイナスを 人材コンサルタントから見て

やっと実質賃金マイナスの報道が下火になってきたので、人材コンサルタントだった僕が見てきた、賃金の光景について書きたいと思います。

 

まず、実質賃金と言う統計データについて。

今回実質賃金と言う言葉がよくニュースで出てくるようになりましたが、一般の方が日常的に触れる経済用語ではないと思います。

よく言う賃金と言うのは、経済学用語で言うと名目賃金のことであって、今回言われている実質賃金とは少し異なります。実質賃金と言うのは、名目賃金から物価の変動を加味した数字のことをいいます。

例えば、賃金(名目賃金)が0.1%上昇したとしても、物価が0.2%上がれば、差し引きした実質賃金はマイナス0.1%と言うことになります。

逆に、賃金(名目賃金)が0.1%下がったとしても、物価がマイナス0.2%だったならば、差し引きした実質賃金はプラス0.1%と言うことになります。このように、賃金と物価を加味した統計数字なので、より現実の生活収入に近い数値だと言われています。

さて、先日までの国会では、安倍政権が実質賃金マイナスを隠していた、虚偽の統計発表だと野党が追求していましたが、ここではその点は置いといて、
実際の実質賃金の動向について記していきたいと思います。 

 

 

僕が注目しているのは、有効求人倍率との連携です。現在の有効求人は実は1.63倍と非常に高いレベルにあります。どれほど高いかと言うとバブル期の最高で1.4倍台の前半でした、瞬間最大でも1.46倍と、現在はバブル期を大幅に上回る求人状況なんです。

一方で、リーマンショック直後の不況時には、たった0.43倍の有効求人しかありませんでした。


100人の人が仕事を探しているとして、バブル期には140件以上の求人があり、リーマンショック後には40件しか求人がなく(医者やナースなど景気に無関係職種のみで一般職は皆無)、それが今は160件を超える求人があることになります。

当然、賃金は上がってしかるべきで、リーマンショック時よりも格段に高くて当然で、バブル期よりも高くてもおかしくない状況なんです。普通に考えて当たり前ですよね。

 

ところが実際どうかと言うと、リーマンショックからほぼ毎年実質賃金は下がり続けていて、あまりにも不思議な状況なんです。

理由は何かといいますと、求人のほとんどが非正規の点にあります。直近で言っても、有効求人倍率1.63倍に対して、正社員有効求人倍率は1倍をわずかに上回る程度と、ほとんどが非正規求人の、あまりにいびつな求人状況なんです。

 

派遣社員の事務職で関西圏の平均時給は1300円程度ですので、年収計算すると1300円× 8時間× 20日×12ケ月=約250万円になります。これでは生活に困窮する、失礼ながら低所得者層に該当してしまいます。


この層の求人ばかりが増え、低所得者層が拡大したとしても、全体の景気拡大につながるわけがなく、統計的にも上のように、求人は増えているのに、実質賃金が低下し続ける、異様な状況になってしまいます。

 

僕が人材コンサルタントだった頃は主に事務系の派遣社員の方々を担当していましたが、
その方たちは、なにも特段派遣を選んでいるわけではなくて、
本当は正社員になりたいにもかかわらず、求人がないので仕方なく派遣就労している方々がほとんどでした。


しかし派遣では賃金が低いだけでなく、ほとんどが3ヶ月ごとの契約更新であるため、将来不安が大きく、安定感のない日々を過ごしています。
さらには職場環境改善も強くは求めることができず、非常に弱い立場で我慢しながら日々の仕事を行っています。
いわば 契約終了に怯えながら、不合理と 決して少なくないセクハラをかわしながら、不本意ながら就業しています。 


さらに言うと、最近は外国人労働者が増える傾向が強く、賃金の低下圧力がかかっています。
コンビニなどが顕著な例ですが、安い外国人労働者を確保できるので、経営判断とすれば、日本人を高い時給で求めるよりも合理性があり、余計に賃金の上昇が難しい状況になっています。

 

以上のように、僕が人材コンサルタントの時に見てきた光景からすると、実質賃金のマイナスは、何年も前から深い問題として続いており、今後とも続いていくのだろうな、と確信しているわけです。

 

なので、今回野党の追及にはある意味期待したのですが、いかんせん追及ポイントがズレていました。

 


そして最近、先進国、発展途上国のほかに、衰退途上国という言葉があるそうで、今の日本がそれにあたるそうです。

 

でも僕は、2679年もの悠久の歴史を刻む我が国を 素晴らしいままに 子供たちに引き継ぎたいと切に願っています。

 

僕がこのブログを運営するのも正にそこに理由があり、いろんな投稿を不定期ながら行っています。

 

賃金上昇を当たり前に期待でき、明るい未来に子どもを住まわせたいと 若いカップルが 安心して子どもを宿せる日本であって欲しいのです。

 

 

安倍総理(当時 野党ヒラ議員)による増税反対投稿 2012年6月

民主党・野田政権時の三党合意に対する、 (当時野党ヒラ議員だった)安倍さんのコメントは、とても素晴らしかった。。

 

安倍総理が、野党ヒラ議員だった頃の増税についてのFacebook投稿が、

僕の胸を強く打ったのを覚えており、今回探したら見つかりましたので、

記載させて頂きます。

 


『デフレ脱却と景気回復などの担保』


『デフレから脱却し、力強い成長軌道の乗せる努力をすべきであり、達成できなければ、消費税率を引き上げるべきではない。』


『デフレ下の増税はデフレや財政を悪化させて、税収増にはつながらない。』


そして最後に

『残念でならない。』と結んでいます。

 


この後、自民党総裁就任を経て、政権交代した時の期待は当然メチャクチャ大きかったです。


でも今、成長軌道に乗ってないのに、また増税するんですね、、、


『残念でならない』です。

 

 

多くの方に読まれる事を祈りながら、

嫌味を込めて 以下、転記させて頂きます。

 

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安倍晋三    

2012年6月20日


民主、自民、公明3党が消費税増税を柱とする「社会保障と税の一体改革」関連法案の修正で合意した。


私はこれまで
①低保障年金制度など民主党社会保障関連のマニフェストの撤回
②デフレ脱却と景気回復などの担保
③法案成立後、早期の衆院解散――を修正協議の条件と主張してきた。
これは民主党政権になって、一般会計歳出は約13兆円も増えている。
バラマキ政策の穴埋めに、消費税増税が使われてはならない。


また、デフレ下の増税はデフレや財政を悪化させて、税収増にはつながらない。最後は政治の筋を通すという考えからだ。
今回の修正協議で自民党が示した「社会保障制度改革基本法案」を元に合意されたが、「自助・共助・公助の最適バランスに留意し、自立を家族相互、国民相互の助け合いの仕組みを通じて支援していく」ことが書き加えられた。
さらに「今後の公的年金制度、今後の高齢者医療制度にかかる改革については、あらかじめその内容等について三党間で合意に向けて協議する」ことが確認された。
税ですべてをまかなう最低保障年金は、上記の理念に反する。
わが自民党が反対すれば、法案の提出はできない。
党執行部は事実上、民主党マニフェスト撤回と考えたと思う。
一方、消費税引き上げの前提としての経済状況を名目3%、実質2%成長としたことに加え、「税制の抜本的な改革の実施等により、財政による機動的対応が可能となる中で、我が国経済の需要と供給の状況、消費税率の引き上げによる経済への影響等を踏まえ、成長戦略や事前防災及び減災等に資する分野に資金を重点的に配分することなど、我が国経済の成長等に向けた施策を検討する」規定を盛り込んだ。
いずれにせよ、デフレから脱却し、力強い成長軌道の乗せる努力をすべきであり、達成できなければ、消費税率を引き上げるべきではない。


最後の早期解散だが、わが党の谷垣禎一総裁と野田佳彦首相は合意直前、電話で1時間も話したという。解散の確約が取れていると信じたい。
しかし、野党として原則を守り、マニフェストの撤回を明言させ、解散への言及を勝ち取るべきだった。
1日でも早く、民主党政権を倒すことが、私たちの使命だ。


残念でならない。』

 

東日本大震災時点で、宮城沖地震の発生確率は99%だった

文部科学省が2010年に発表していた、『全国地震動予測地図』と言うリーフレットがあります。

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https://www.jishin.go.jp/main/pamphlet/leaflet/leaflet.pdf

 

東日本大震災が2011年の発生なので、ちょうど1年前になります。その資料によると宮城県沖地震が30年以内に起きる可能性は99%になっています。

上のURLをクリックしていただければ、今でもサイトを見れますので、どうぞご確認ください。

99%ですよ。

降水確率が80%なら傘を持っていきますよね。

99%の予測と言うのは、確定済みと言って良く、大阪人なら2000%絶対やで!と言う表現ではないでしょうか。

 


にもかかわらず、備えを怠った。

時の政治家は、想定外という言い訳を連発しました。

想定外どころか、完全に想定済みと事前発表していますよ!

 

 

 

 


今日のニュースでも地震の可能性が上がったと言われています。

何をいまさらと思ってしまいます。。。


地震大国に住んでいるのだから、いつ大地震に見舞われても何もおかしくないです。はるか昔から何度も繰り返されていることです。

 


水や食料の備蓄をしていないと言うのは、現実逃避といっても過言じゃありません。別に僕は恐怖を煽りたいのではありません。当然起こるべきことに対して、当然の準備をするまでなんです。


家具の固定をして、その瞬間に備える。

 

飲料水を備蓄する。1人1日2リットル×家族の人数×最低3日

 

飲み水以外の生活用水の備蓄

 

食料の備蓄

 

隣3軒両隣とのコミニケーション

 

 

これぐらいは最低の備えとして、すべての日本人にやっていてもらいたいと切に願っています。

 

 

ねずさんの古事記弐 書評

ねずさんと語る古事記 弍を一気に読みました。

 

 

壱巻に引き続きとても楽しく面白く、子供向けの物語でありながら大人向けの道徳に富んだ古事記を分かりやすく解説されています。

そして日本人の先祖たちが、我々子孫に残した精神的財産に違いありません。


この巻では、アマテラスとスサノオが幼くて不完全な神様から、立派な大神になっていく様子が伺えます。


アマテラスは天の岩戸に、現代風に言うと引きこもってしまいます。とても最高神の御姿とは思えません。
一方スサノオは暴れん坊で、あちこち破壊や暴力を繰り返していて、同じく立派な神様とは程遠いお姿です。

しかしそこから、物語は進んで行き、アマテラスは天の岩戸を出て立派な神様になって行きますし、
スサノオもまた、有名なヤマタノオロチの話しを経て、立派な神様になって行きます。

さらには、大国主の話もあります。兄達からいじめられ、時に命を奪われ、さらにはスサノオから厳しい特訓を受け、
次第に名前の通り、大きな国の主として成長していきます。


外国の神様がキリストにしてもモハメットにしても、生まれながらにして唯一絶対神であったのと、あまりにも違う姿がとても日本的で僕は大好きです。

 

世間では強さを優先する組織が多い風潮がありますが、これは新自由主義と言われる西洋の価値観です。
日本の価値観では、古事記のように、最初はダメでもそこから立派になっていく過程を尊重します。個人主義ではなく、和を大切にする組織です。日本の職場が、西洋の個人主義ではなく、古事記の精神を引き継いで、シラス組織になっていってほしいと切に願います。

 


次の参巻では、出雲の国譲りで、大国主とタケミカズチノカミとの、僕の大好きな掛け合いがあります。
早く読み進めていきたいと思います。

 

ねずさんの古事記 書評

読んだ本の紹介をしたいと思います。

ねずさんの古事記を読みました。

 

 

他の古事記解説はこれまでに何度か読んだことがあり、特に竹田恒泰氏の現代語古事記は深い感銘がありました。


竹田氏以上の解説があるのか、もしくは
新しい解釈があるのかと半ば、期待していない面もあったのですが、実際に読んでみると素晴らしく驚きの1冊でした。

まだ全3巻のうち最初の1巻を読んだだけですが、残りの2巻もすぐにでも読んでしまいたいと思えるほど、楽しく読むことができました。

特にこの本での特筆すべきところが2カ所ありました。

 

1つ目が、イザナギイザナミまでの17柱の創成の神々について。後世の聖徳太子の17条憲法がそのまま神様のお名前を受け継いでいると言う解釈。
初めて目にした解釈ですが、非常に説得力があって、面白く、歴史の深さを感じることのできる解説でした。

 

2つ目が、黄泉の国の場所やイザナミの腐乱した姿への違和感。
古事記の示す場所は、現在の地名に残っていることが多くあるのですが、黄泉の国の場所だけはその候補地からして謎だらけでした。今回の解説はあくまで根津先生の個人的解釈であるとしていますが、全てがすーっと通る位、理論的かつ楽しい解説でした。


古代朝鮮半島にあった穢国とした場合、イザナミが帰って来れない意味や、辱をかいたと言う解釈、桃の実の意味、百済など 全てがつながる、説得力のある新解説でした。

 

 


そしてこれまで通りの解釈であるものの、
僕が好きで好きでたまらないイザナギイザナミの件。

 

われなりなりてなりあまる
われなりなりてなりたらず


神様であるにもかかわらず、そして成長して立派な大人になったにもかかわらず、
余分なもの持ってしまった、もしくは、必要なものを持てなかった、だからお互いに協力して、国作りをやっていきましょう、

という件です。キリスト教イスラム教の唯一絶対神では絶対にありえない不完全な神様です。

足らないところをお互いに協力し合う、和の精神がとても凝縮していて、読むたびに考えさせられる件です。日本文化の伝統が真ん中に持っていない人は、ぜひとも参考にしていただきたいものです。

 

 

今日はいつも苦労かけている嫁さんに、おいしいものでも食べに連れて行ってあげようかと思いました。

 

 

 

労働人口 2割減!というビックリニュース

昨日のニュースにはびっくりしました。


2040年の労働力人口は17年実績の6720万人から1260万人(18・8%)減って5460万人になるhttps://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190115-00000014-asahi-soci

 

少子高齢化とは一口にいいますが、

18歳人口は減少の一途だし 一方で団塊の世代は引退するしで、どんどん労働人口が減っていると言う認識はあったのですが、
2040年に約2割も労働人口が減ると言うニュースは本当に驚きました。

 

今の有効求人倍率1.62倍と言うのは、バブル期を大幅に上回るほどの人手不足でありながら、実質賃金がほとんど上がっていない理由は、ここにあるんだろうなってよくわかります。

労働者にしてみれば失業リスクが低くなるわけですが、

国の根本の対応策が女性労働者や外国人労働者の推進である以上、安い労働力との競合、つまり賃金の低下圧力がかかってくるわけで、
必ずしも長期的に見て賃金上昇には向かないのは辛いところです。

 

それよりも厳しいのは、年金受給問題だと思います。

そもそも年金制度が始まったときには、平均寿命が60歳だったので、受給開始が60歳で良かったわけなんですが、
平均寿命が80歳を上回っている今、受給開始が80歳でないと制度崩壊するのは自明のことです。

それが65歳で受給開始だし、下の世代は人口減少だし、医療の発展で寿命は伸びるしで、
ますます受給額は減っていく事は間違いないです。そんなんちょっと考えればわかることなんですけどね

 

僕の周りにも、年金制度は政府の怠慢だあーとか言っている人もいて、なんだかなぁと思っています。


60歳までにどんだけの資産を作れるか、というのが人生の大きなポイントになるんでしょう。

 

個人的には1億円を年率4%運用というのが、究極の目標だと思っています。
まぁまだまだ目標までは遠いんですけどね。

 

看護師のお仕事に思うこと

看護師さんの仕事ってかなり特殊だと思っています。僕も足を折って長期間入院して、とてもお世話になったことがあります。

人材コンサルタントとして、看護師さんの仕事をどう見ていたかについて、述べさせていただきたいかと思います。

 

良い店としては、
求人に困らないことです。リーマンショックで、世の中に求人が全くなくなった時でも、医療関係の求人は山のようにありました。景気に関係なく常に引っ張りだこの職種なんです。


一生モノの資格ですし、
ポストによっては非常に楽な求人もありますのて、僕の娘が小さいときには看護師を勧めたものです。

ネックとしては、
やはり過酷な労働環境です。
ほとんどの仕事では、頭を使うか 体を使うか 気を使うかしてお給料をもらっています。

しかし看護師さんはその3つともフルに使用しなければいけず、かなり大変なお仕事だと思います。


夜勤交代シフト制って地味に大変ですね。製造ラインの派遣でも、交代勤務できる作業員さんは体調管理が難しくて、長期就労できる方は限られていました。
なのに、看護師さんは、その上医療の専門知識を常に勉強せねばならず、そればかりか基本的には接客業のように気を使わなければいけない仕事です。お客からのクレームも、体調や命に直結するだけに、とても大きなものになります。
セクハラもよくあるみたいですし。
そんなこんなでお給料も決して高くないと思っています。
志がベースにあって、とても偉い人たちだなぁと思っています。

 

過去のお話 派遣切りの時代にあった事

僕が人材関係の仕事をしている時、いわゆるリーマンショックがありました。
ご記憶の方もおられると思いますが、世の中では派遣切りや年越し派遣村が社会問題になりました。

当時の僕は製造派遣を担当していたので、もろにその中で仕事をしていました。

気心の知れた派遣社員さんの中には、夏に父親になったばかりの人もいて、年末には契約満了通知をしないといけないケースなどがいっぱい発生しました。

また当時は、シャープの液晶工場が躍進しており、その関係の取引も多かったです。が、リーマンショックによって、向こう6カ月間のシャープ向け受注が皆無で派遣社員さんにやってもらう仕事が何もない、と言うようなこともいっぱい起こりました。

シャープの堺工場は当時世界最先端で大変注目されていました。新日鉄の跡地に3回に分けて大規模工場建設が予定されていたのですが、第二期工事の途中にリーマンショックがあったものですから、堺工場の奥のほうは見渡す限りの空き地のまんまです。
また、シャープの誘致にあたっては、当時の太田大阪府知事も尽力されました。亀山や天理のシャープ工場と便利に輸送ができるよう、堺と松原を環状線を経由せずに最短ルートできるよう阪神高速大和川線を開通する条件もできました。ただ地下ルートの難工事であったため、開通までにシャープが存続しているかわからないもんだと揶揄していたものです。10年後の未だに未開通ですが、シャープは身売りされてしまいましたが。

そんな中で政治の世界も、自民党から民主党政権交代がありました。
民主党労働組合が基盤の弱者保護の傾向のある政党だったので、派遣制度改革が始まりました。
当時の派遣法は、専門26業務については期間無制限、その他自由化職種ついては3年制限でした。ただその線引きが明確化されていないため、何でもかんでも専門業務と称して無期限で派遣就労させていると指摘され(偽装専門職派遣)、多くの派遣会社に業務改善命令が頻発されました。
その結果、庶務業務を仕事から取れないと言う理由で、多くの派遣社員の契約が満了になりました。歴史的な不景気の下、行政見解が変わって雇用が終了していく事態が頻発したわけです。

そんなこんなで当時の有効求人倍率は0.4倍まで下がってしまいました。
0.4倍と言うと、どこにも求人なんてないと言う状態になります。あるとすれば医師や看護師など、景気に関係なく常に人手不足の職種ばかりです。時給850円の工場作業にエンジニアの方の応募が殺到するなどしました。


今の有効求人倍率1.6倍からは考えられないような仕事のない時代でした。あれから雇用は急回復して今に至っているわけですが、あのような時代はもう戻ってほしくないと切に願います。