転職 お金 人間関係と 日本の伝統

人材業界20年の経験を元に 転職や職場環境、評価アップ、スキルアップ、人間関係の改善や対策に触れて行きます。また 日本の古典や伝統的価値観を交えて語って行きます。更には経済学で言う新自由主義が諸悪の根源と考えており、その方向からも述べます。なお政治的には中立で主義主張はありません。

あの超有名な和歌は 実はエッチという話。千代に八千代に

かなりカルいタイトルですが、
和歌を真摯に解釈したら、という話です。


君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔のむすまで

 

君が代の解釈については左側の人たちが、

帝国主義・軍国主義など言うからおかしくなっていますが、

純粋に和歌の解釈としては素晴らしいと思います。

 

 

まず、君とは天皇陛下の事ではありません。

天皇陛下は大君と言いますし、天皇陛下の御製にも君が、、と歌われた

ものがありますが、自分の事を二人称で読んだりしません。

 

 

君とは男女の事です。

君が代が初めて登場した平安時代の古今和歌集以降、

結婚式の場で歌われてきたので 特に新婚の男女の事を指します。

 

最初の男女神をイザナキ イザナミと言いますし、

おじいさん・おばあさんの事をオキナ・オミナと言います。

単に男女カップルの事を君と言うのです。

 

ここで背景にある重要なお話は『古事記』です

イザナキとイザナミが出会ってお互い声をかけあったのが

 

  われ なりなりて なりあまる

  われ なりなりて なりたらず

 

私は成長して大きくなったが、余分を持ってしまった。もしくは不足してしまった。

だからお互いに協力しあってやって行こうという非常に大切な 建国の精神です。

 

これは一神教の唯一絶対神では考えられない感覚です。

人は完全なる神に近づくべく生きるという キリスト教やイスラム・仏教の人たちと、

神様でも不完全で相互協力してきたのだから 凡人は更に

協力せねばという 日本神教では すごい違いがあります。

 

古来 君が代が詠まれた結婚式では、未熟で若い男女に対し、

上記のような神話を背景に 互いに協力して成長していきなさいという教えが含まれています。

 

『千代に八千代に』とは

何千年も永久にという意味ですが、もちろん一人の人間がそんなに長生きできるワケはありませんので

子や孫、子孫永遠に、そして自身が生まれ変わってもまた、という意味です。

 

『さざれ石の 巌となりて』

小さな石が固まって固い岩になる位長い年月という意味ですが、

和歌では直接的な表現ではない 裏の意味を読み取る事が 奥ゆかしく、

また教養深い部分でもあります。

ここは 長い年月という薄っぺらい表面的な意味だけではなく、

子孫がバラバラの石にならず、巌の固さを続けなさいという教えです。

日本の和の精神が凝縮された一言ですね。

 

 

『こけのむすまで』

この部分も長い年月というだけでは 表面上の薄っぺらい解釈になります。

こけのむすには 環境的条件がありますよね。

岩のような固さと 濡れた環境が べったりくっつき、長い年月が必要になりますね。

固さ、濡れた。。要するにHな表現なのです。

こけがむす程に長い間 固く、また濡れていなさい、べったり一緒にい続けなさい、

愛しあいなさい、決して離れたり争ってはいけません。

と詠んだ部分なのです。

軍事とは 全く縁のない、平和で愛情の大切さを詠った部分です。

 

以上は 日本人の民族の原点ですね。

 

相互協力や愛情を長い年月を経ても 子孫延々として続けていきなさいという

大切な教えですね。

 

 

勿論 新しいものは大切ですが、古くて先人が大切にし続けたものはもっと大切です。

 

アベノミクスに対する理解や評価は大切ですが、その何千倍もこの話は大切だと思います。

 

 

マスコミや日教組が軍国主義の象徴として 国歌を非難します。

卒業式に起立しない教師、

オリンピックの国旗掲揚を放送しないマスコミなどなど。共産主義者の影響が大きいですね。

 

この解釈を学校や職場、家庭で当たり前に話して頂きたいものです。